甲子園の話。

夏の甲子園大会中止

センバツに引き続き、夏の甲子園も中止になってしまいましたね。。。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6360264

5月下旬の現在で練習再開出来てない状態ですし、他のスポーツについてはインターハイ中止が既に決まっている状況ですし、またコロナが蔓延するかもしれないし、仕方が無いのかもしれません。

しかし、県単位では夏の大会の開催を模索する動きもあります。

https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1089659

やはり当事者としては諦めきれない思いがあるのでしょうね。。。

 

私は詳しい事情は存じませんし、開催の是非については何とも言えませんが、

開催するとしたらどんな選択肢があるのかをちょっと考えてみました。

信じられないような状況で開催した年があった

例えば、こんな条件での開催だったらどうでしょうか。

・甲子園が使えないので、別の球場での開催

・代表校は19校

・日程は8/15-19の1週間

・近くの大学の寮に選手村を作る

実はこれ、太平洋戦争の1年後の昭和21(1946)年の夏の大会です。当時は甲子園球場は米軍に接収されていたので、すぐ近くの西宮球場で開催されました。元々当時は今ほどは代表校が多くはなかったということもありますが、参加校は今の1/3程度。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC28%E5%9B%9E%E5%85%A8%E5%9B%BD%E4%B8%AD%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E5%84%AA%E5%8B%9D%E9%87%8E%E7%90%83%E5%A4%A7%E4%BC%9A

野球どころか戦後の食糧難で生きていくだけでも精いっぱいだったと思いますし、電車というか鉄道は本数が少ない上に食料の買い出しなどで満員、大阪まで来るだけでも命がけだったと思います。宿泊施設もロクになかったので、近くの関西学院大学の寮を使ったそうです。

例年と同じような規模方式での開催・・・は正直無理だと思うのですが、開催するかしないかだけでなく、他のシナリオもあったのでは?というのは素人考えでしょうか?

シナリオ① センバツの出場校をそのまま出す

センバツのほうは既に出場校は決まっていましたし、32校と夏の甲子園よりは少ないので、、、

シナリオ② 地域代表決定戦を行う

今は1府県1代表、東京都と北海道はそれぞれ2代表の49代表ですが、、、1972年の第54回大会までは県によっては他県との地方大会に勝たないと甲子園に行けなかったんですよね。因みに1972年は福井県は石川県と地方大会を行い、石川県代表の星稜高校が甲子園への切符を獲得しています。

シナリオ③ 各県で選抜チームを編成する

中には地方大会を開催できない県もあると思いますが、、、学校単位で出るのではなく、各県の最強メンバーで選抜チームを編成して甲子園で日本一を争う、、、という手もあると思います。

シナリオ④ 明治神宮大会を甲子園で開催する

毎年、センバツの選考材料として秋に各地域で秋季大会を行いますが、県大会の後に各ブロックで(福井の場合だと新潟・長野・石川・富山と大会を行う)地域大会を行うと思うのですが、各地域の優勝校が神宮球場で日本一を争います。
この大会を甲子園で行い、オーバーエイジ枠で今の3年生を何人か出場を認めるようにするとか。。

同じようなシチュエーションを描いた映画があった

真夏の真っ盛りに、全国49校が、甲子園球場で、NHKのテレビラジオ中継で、時には延長戦のドラマも。。。という国民的行事なのかもしれませんが、それが故に開催を難しくしている面はあるのではないかと思います。

むかし、「がんばれ!ベアーズ!」というアメリカの映画がありました。そのシリーズの中に、「がんばれ!ベアーズ大旋風ー日本遠征」という映画があります。1978年なので43年前の話です。


落ちこぼれ野球チームの「ベアーズ」が全米チャンピオンになって、日本に遠征して親善試合を行うというものです。
詳しい内容の説明は差し控えますが(私自身細かいことは覚えてません)、日米親善試合は台無しになり、最後はキッズ同士だけで空き地(今の新宿高層ビル街)で、大観衆も見ていない中で日本代表とベアーズが野球をするというものでした。中々良い終わり方でした。


見てる側の感動とか大歓声とか無くても、やってる本人たちが野球を楽しめればいいのではないかと個人的には思います。

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投稿者プロフィール

福井のファイナンシャル・プランナー 小林 恵福井のファイナンシャル・プランナー
地方移住支援ファイナンシャル・プランナー、小林 恵(こばやし けい)です!
2012年に東京から福井にUターンしました!地方移住に伴うお金の不安、空き家活用など、お手伝いさせていただきます!
大野市で空き家を活用した民泊の宿「ねこばやし」を運営しています!