2/27(木)に予定しておりました「お金について考える会2月・ライフプランソフトを使って将来を予測する」は中止とさせていただきます。

コロナウィルスが恐ろしい理由
2/22現在、コロナウィルスによる死者数は全世界で2,360人、猛威を振るっていると言っていいと思います。

しかし一方で、自殺者数は日本だけで約2万人です。
死んでしまった人から原因を聞くことはできませんが、多くは精神上の原因だと思います。それについて十分な対策はされているのでしょうか?
コロナウィルスの恐ろしさは、病気自体の性質だけに起因するものではないと思います。
和田アキ子が怖いと言ったもの
以前ラジオを聞いていて、和田アキ子がこんなことを言ってました。
「私は痛みには強い。しかし、どんな痛さが待っているかわからないものについては怖いと思う。」
これは、多くの人にあてはまるのではないかと思います。
今の日本には「将来の不安」が渦巻いてます。
では、具体的にどのような事態を恐れているのか・・・
食べるものが無くて飢えるのか、
住むところが無くて凍えるのか、
病気になっても治療出来なくて苦しみ抜くのか、、
そういうことが想定出来ているのなら、今から対策を立てればいい話なのですが、実際には将来が見えなくて「老後には2000万円必要」といったような話がまかり通ってます。(老後2000万円問題のことについては先日のブログをご参照ください)

未来を100%予測すること出来ないが・・
コロナウィルスについても、今判明している症状そのものよりも、
①この先どれだけ蔓延するのかが見通しが立たない
(特に欧州は中世時代にペストで総人口の1/3から2/3が死亡したと言われているので、潜在的な恐怖があるのでしょう)
②どのようなメカニズムで感染するのかがよくわかっていない
③現時点において決定的な治療薬が無い
和田アキ子の言うところの「わからない痛みに対する恐怖」と同じなのではないかと思います。
不確定な将来に対しては、最悪の事態を想定して備えるのが定石
今、各地でイベントや大会などが次から次へと中止となっていますが、、
私は正しい対応だと思います。
開催すれば感染者が増えるかもしれませんが、しなければ(少なくともそこでは)何も起こらない。
「こうすれば大丈夫」という見通しが立てば開催すればいいだけのことです。
同様に、人生も何が起こるのか予測はつきません。病気以外でも事故や災害で死んだり、重篤な病気やケガを負うかもしれません。
それに対して、国や自治体は社会保障制度を用意しています。。。が、それで十分かどうかは人によって違いますし、今受けられるのと同じ保障が将来も受けられるとは限りません。
ソレに対して貯金で備える・・・十分な蓄えが出来てから不測の事態が生じるとは限りません。
そのために保険というものがあります。
加入したその時から保障を受けられます。
何十年も加入していて、保険料を払うばかりで一切使わなかったから損した、という人が中にはいますが、、、それは、不測の事態と縁の無かった良い人生を送れたといいうことなのです。