リモートで勉強会をした話。
参加者の半分以上がリモートでの参加
先週末、以前このブログでお知らせしました、移住をテーマとしたFP向けの勉強会の講師をしてきました!
https://fukuinofp.com/blog/otameshi/
内容は、、、ひと言で言うと「都会に比べて地方は収入(給与水準)は低いが、住関係と教育関係のコストが低いので、一生を通じた収支で見るとむしろ高い場合もある」です。
当日は、会場での参加もzoomを使ったリモートでの参加もOKでした。
参加費は前者のほうが安かったのですが、、参加者はリモートの方が多かったです!
地方から参加する人もいましたし、移動の時間なども要らないからでしょうか。
これから、この流れは続くのではないかと思います。
リモート勉強会に課題あり
この勉強会、移住のライフプランや地方移住の実態などについて私がお話ししたのと、
参加者が移住希望者へのアドバイスについて討議する「グループワーク」を行ったのですが、、、
グループワークのほうは、会場にいる参加者が行って、リモートでの参加者に映像を送るというものでした。
リモート参加者もグループワークを行おうと思えば出来ないことは無いのでしょうが、、
お互い見知らぬ同士ですし、発言するタイミングや、発言内容に対する賛同・反論って、表情とか視線とか微妙なニュアンスが伝わらないとうまく議論が進まないように思います。
私も何度か顔見知りの人と「リモート飲み会」なるものをやったことが何度かあるのですが・・
もちろん何もやらないよりはいいですし、SNSなどネット上のリアルタイム性の無いコミュニケーションよりは盛り上がるのですが、直接顔を合わせて杯を交わすのに比べるとかなり迫力に欠ける、といううのが率直な感想です。
先日、こういう記事が載ってました。
コロナで地方移住 、結局進まない理由 テレワークに悲鳴 都心マンションへ回帰
https://news.yahoo.co.jp/articles/b72e5fbf9e9ea8ef63ca623247118553f2c659de
リモートでのお仕事・・・テレワークの広がり方が限定的であることと、
地方での生活は結構大変だということなのですが・・
だからといって地方移住が進まないかというと、私はそうは思いません。
従前の仕組みをデジタル化しても影響は限定的
今のテレワークって、紙と会議中心の仕事のやり方をグループウェアやリモート会議システムに載せてるだけではないでしょうか?
オリジナルをコピーしても、オリジナルよりも美しくきめ細かくなることは無いのと同じで、デジタル化しても利便性は落ちるだけだと思います。
かなり前になりますが・・昔勤めていた会社で、各社員の固定の席を廃止したことがありました。
朝ノートパソコンをロッカーから出して、好きな席に座って仕事をするというものです。いわゆるリモートワークというやつです。
ただ、、、仕事のやり方そのものを変えた訳ではなく、紙の書類をPDF化したりグループウェアで業務を上司や担当者に回したりしただけでしたので、かなり混乱しました。
しかし、あれから10年以上経ちましたが、リモートワークを採用した会社は結構あるようです。
紙と会議中心な仕事のやり方をシステムに乗せ換えたのではなく、最初からパソコンやスマホだけを使って仕事をする前提で仕事のやり方を見直してシステムを構築することで、特定の場所にいなくても仕事が出来るようになったのではないかと思います。
技術革新がリモートワークと地方移転を促す
以前にも書きましたが、マンガの世界では既にリモートワークが当たり前になってますし、地方に在住しているマンガ家さんも結構います。
https://fukuinofp.com/event/ikkyokushuchu/
むかしは紙とペンでマンガを描いていたのが、今は液晶タブレットを使うのが主流です。昔はスクリーントーンを貼ったり背景を書いたりしていたのが、液晶タブレットの機能で柄を指定したり写真を加工することで作画をより少ない手間で出来るようになったのです。
そうなると、同じ作業部屋でアシスタントさんたちと作画をしなければいけないという訳でもなくなりますし、原稿をデータでやり取りできるので、直接会わなくても編集者さんと打ち合わせが出来るというわけです。
そして、むかしは紙の雑誌や単行本でしかマンガが読めなかったのが、今はスマホやタブレットでも読めますので、世の中に出てくるマンガの量はインターネット普及以前とは比べ物にならないくらいになっています。
今はテレワークは不便かもしれませんが、これから技術革新により必ず普及すると思いますし、仕事のやり方は今は想像できないくらいに大きく変貌するのではないでしょうか。
同じように、地方での生活についても「自然豊かだけど都会に比べると不便」なものではなくなると思います。
例えば、、今は地方では車が必需品で運転出来ないとかなり不便ですし、公共交通機関に乏しいのですが、、
自動運転とライドシェアが普及すれば、田舎でも行きたい時に行きたい所に行けるようになります。
そのころには、現地に行かないと出来ないような用事は減ってるかもしれませんが・・・
投稿者プロフィール
- 地方移住支援ファイナンシャル・プランナー、小林 恵(こばやし けい)です!
2012年に東京から福井にUターンしました!地方移住に伴うお金の不安、空き家活用など、お手伝いさせていただきます!
大野市で空き家を活用した民泊の宿「ねこばやし」を運営しています!
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