FP向けの勉強会の講師をしました!

テーマは「2025年問題を見据えて医療・介護保険の提案ノウハウを学ぼう」

私が使っているライフプラン作成ソフトは「Financial Teacher System8」という無料のクラウド型のソフトなのですが、昨日(11/7)、こちらの開発・運営をしている佐藤さんという方が主催されている勉強会で講師をしました!

テーマは「2025年問題を見据えた医療・介護保険の提案ノウハウを学ぼう」です!

2025年問題とは?

日本の医療制度は世界的にも非常にレベルの高いものです。

例えば、医療費の自己負担は3割なのですが、医療費が非常に高額になった場合でも「高額療養費制度」により、自己負担には所得に応じて上限が定められています。

ただ・・・「団塊の世代」と呼ばれる戦後の第一次ベビーブーム生まれの世代の人たちが、2025年には75歳以上、後期高齢者になります。

そして、健康保険料や税金の多くを負担している生産年齢(18~65歳)の人口は少子化でこれから減る一方です。

現に今までも、色々な形で自己負担は増えてきています。

自分が60歳、70歳になる頃、病気・ケガ・介護状態になった時にどうやって備えるのか?

そのための保険選びはどうすればいいのか?という内容でした。

答えは一人ひとり違う

ファイナンシャル・プランナーの基本的な考え方は「夢も生き方も一人ひとり違う、FPはそのお手伝いをする」というものだと思うのですが、保険選びも同様だと思います。

自営業なのか会社員なのか?

収入と将来の見通しは? 資産状況は?

住宅ローンはあるのか?(団体信用生命保険に加入しているのか?)

などの要素を考慮した上で選ぶべきであり、FPはそのための判断材料を提供するべきだと思うのですが、そのための知識を整理して話をさせていただきました。

自分も保険を扱って10年になるのですが、その間に見たり聞いたり学んだりしたことを詰めこんだ結果、パワーポイントで75枚というボリュームになってしまいました(^_^;)

講師をするときに心がけていること

さて、私も今回の保険以外に、ライフプランとか地方移住とか教育資金(奨学金)とか、色々なテーマで話をさせていただいているのですが・・

まず「自分の言葉で話す」ことが大事だと思っています。資料はあらかじめ用意されている場合もありますし、自分で作る場合もありますが、大体資料に書かれている文言というのは箇条書きとか簡潔な表現です。それを、何度も何度も何度も心の中で練習して、時には口に出して話しているうちに、自分が普段話している言葉遣いや口調で語れるようになります。

あと話し方ですが「腹の底から声を出す」ことを心がけています。むかし、少しだけ合唱団にいたことがあるのですが、「腹式呼吸」という言葉を何度も何度も言われました。腹の底から声を出すことによって響く声になるのです。歌も講演も同じだと思っています。響く声というのは聞き手の心にも響くと思います。

そして論理的な部分だけでなく、「自分の思い」を伝えるようにしています。自分が心の底から信じていることでないと、聞き手の共感というのは得られないと思うのです。

今回の場合ですと、、、病気やケガをした場合のお金に対して貯金で備えるという考え方もあるのですが・・人間というのは弱っている時でも、いや弱っている時こそ自分らしく生きたいと願う存在なのだと思うのです。治療のためのお金はできるだけ保険で備えて、貯金は自分がやりたい事のために使うべきだ、という話をしました。

私が社会人になった頃、就職でお世話になった方が病気(多分がん)で長い間入院されていたのですが、、入院中に自分の欲しかった車を買われたのです。当時は「退院してから買えばいいのに」と思ったのですが、今はその気持ちがわかります。生きるため、長く辛い治療に耐えて続けるための励みが欲しかったから、その方は病気が治って好きな車でドライブしている自分を思い描きたかったのだと思うのです。

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投稿者プロフィール

福井のファイナンシャル・プランナー 小林 恵福井のファイナンシャル・プランナー
地方移住支援ファイナンシャル・プランナー、小林 恵(こばやし けい)です!
2012年に東京から福井にUターンしました!地方移住に伴うお金の不安、空き家活用など、お手伝いさせていただきます!
大野市で空き家を活用した民泊の宿「ねこばやし」を運営しています!