相談相手の話。

先の投稿で、ファイナンシャル・プランナーが家計改善のお手伝いをさせていただきます、という話を書きましたが・・・

多くの人は・・・お金の話を、飲み会の席や喫茶店などで知り合いから得た情報を元に解決しようとしているように思えます。今、とある喫茶店でこのブログを投稿していますが、まさに私の後ろでそういう話をしている人たちがいます(笑)

 

そういう情報というのは・・・そもそもが伝言ゲーム状態で正しい知識をベースにしているかどうかが怪しいですし、「他の人がそうしているから」という理由で自分もそれに倣う、でいいのでしょうか?

安心感は得られるかもしれませんが・・・自分の人生というのは結局のところ、自分が何をしたいのかを考え、それを実現することでしか満たされないのではないかと私は思います。

 

また、、、ファイナンシャル・プランナーに相談することの意味というのは、お金に関する知識を得られることだけではないと思うのです。

ファイナンシャル・プランナーが、真剣にお話を聞かせていただく点に真の価値があると思います。

真剣に話を聞いてくれる人・・・が身近にいれば、それは幸せなことだと思うのですが、、、

利害が絡む人・・・近親の方や友達や職場の人、に相談した場合、相談された方が真っ先に考えるのはこういうことではないのでしょうか?

「相談した結果裏目に出て、人間関係が壊れたらどうしよう」

そもそも、お金のことに関して言えば、その相談相手の人がお金に関する知識を備えているとは限りませんし・・・

また、同じような環境にいる人というのは、同じような思考に陥りがちなのではないでしょうか?

 

実は私は有償の相談サービスを使ったことがあります。

仕事を失い、転職活動をしていた頃ですが・・・何気なく図書館で、「求人を出していない会社に自分を売り込む方法」といったタイトルの本があり、その内容にほれ込んで、その著者が経営している転職支援サービスを使ったのです。

8万円で、就職が決まるまで何度でも相談出来るというもので、安い金額ではないです。

しかし、その人は毎回毎回私の目を真っすぐに見て、私が今まで何をやってきたのか、何をしたいのか、どうなりたいのかを真剣に聞いてくれました。

そして、自分ではなく他人の価値観で生きてきたこと・・・誰しもそういう部分はあるし、ある程度は仕方が無いと思うのですが・・・・それに無自覚だったことに気がつきました。

就職先の探し方とか、面接のテクニックとか、そういう部分も確かに役に立ったのですが、本当に意味があったのは、自分が今まで見えてなかった部分に光を当てたことでした。

人間誰しも狭い社会の中で生きていて、考え方やものの見方というのはどうしても固まりがちですが・・・

本を読んだり、人の話を聞いたりすることで、広い世界を垣間見ることができますし、

自分の立っている場所がわかれば、そうやって得た知見が更に奥深いものになりますし、面白くなります。

そして、日々抱えている不安や悩みに前向きに対処できるようになります。

 

もっと若い頃にこういうサービスに出会えていたらなあ・・・と思いました。

 

ただ、、、転職活動というのは一生のうちに何度もするものではなく(まったくしない人もいる)、対象となる人は多くはありません。現にその方も、経営的には上手く行っていたとは言えず(まあご本人があまり積極的に儲けようというマインドがなかったこともありますが)、今ではかなり規模を縮小しておられるようです。

 

しかし・・・お金の話というのは殆ど全ての人が大なり小なり持っていて、相談する意味はあると思うのです。

今はあまり一般的ではないFPビジネスですが・・・必ず必要とされる時代が来ると信じています。