ライフプランの必要がなかった時代の話。

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先の投稿で使った「収入と支出」の図

先の投稿(イデコの話)で、このような図を使って一生涯の収入と支出について説明したのですが、この図についてSNS経由でいくつかコメントをいただきました。

実はこの図、5年くらい前に母校の高校で現役の高校生を相手に話をした時に使ったものです。

「ようこそ先輩」という企画があり、卒業して四半世紀経つ先輩が今自分たちがやっている仕事の内容について説明するというものでしたが、私はファイナンシャル・プランナーという仕事の内容とその必要性について話をしました。

むかしはライフプランが必要なかった理由

私は1989年に高校を卒業しましたが、その当時はファイナンシャル・プランナーという職業はあまり知られていなかった・・・というか、まだ存在していませんでした。

(なお、日本FP協会によるFP資格認定試験制度が出来たのが1990年です。)

何故必要なかったのかというと、、

①賃金も物価も上昇し続けたため

 当時は賃金も物価も上昇を続けていましたので、多少借金しても将来給与が上がれば返済できるという考えがあったことと、土地さえ持っていれば資産価値が上昇するのが当たり前でしたので、「何はともあれ家さえ買えばいい、何かあれば高く売れるから」という考えがあったのです。(金融機関も土地さえ持ってればお金を融資してくれました)

②社員の人生を会社が考えていた

 昭和の時代は「年功序列賃金」「福利厚生制度」により、

入社時には給料が少なくても、結婚→住宅購入→出産→子の進学・・・と、お金がかかる頃には相応の給料になるという仕組みがありました。また、家族が出来たら家族手当、家を買ったら住宅手当が基本給に上乗せされていましたし、

若い社員には(半ば強制で)給料の一部を財形貯蓄という形で積立を推奨してましたし、早い時期での結婚を(半ば強制で)推奨してましたし、会社で独身寮や厚生社宅を用意して安い賃料で住めるよう取り計らってましたし、家を買ったら住宅ローンの利子補給・・という具合に、会社や上司のいう事さえ守っていれば平穏に人生を送れるような時代だったのです。

時代は変わった。自分で人生を考えねばならない時代。

しかし、右肩上がりに成長を続けてきた時代は終わり、

年功序列賃金制度は成果給制度に変わり、

福利厚生制度の多くは無くなり(福利厚生を維持する余力が無くなったのと、会社が社員の人生の面倒を見ること=干渉となり、ネガティブに捉えられるようになった)、

今まで会社がデザインしていた人生は、自分でデザインしなけらばならないようになりました。

しかし、多くの会社ではそのこと(自分でライフプランを立てること)を教えてません。

だから5年前、母校で15-18歳の後輩たちに、キャリアプラン(自分がどのような仕事に就くか)だけでなくて、ライフプランも立てないといけないよ、という話をしたのです。

今はピンとこなくても、社会人になったとき先輩があんな話をしていたなということを覚えておいてほしい・・

将来に不安を抱く理由

昨年の「年金2000万円問題」のように、将来や老後に不安を抱く人は多いです。

しかしその理由は簡単です。

未来予想図も対策も立てていないからです。

誰かが何とかしてくれるだろう。。。 その「誰か」はもういないのです。

(むかしは「ムラ」「イエ」、そして「会社」だった)

そして、人間というのは想定していないことには対応はできないものなのです。

では自分の将来というのはもう終わりなのか?そんなことはありません。今からでも対策は立てられるのです。

人生100年時代です。多くの人にとってまだ人生は多く残されています。今までと同じように「誰か」をアテにして生きるのと、自分でライフプランを立てて夢をかなえるための設計図を描く生き方とでは全然違います。

何から手をつければいいのか?という人は、まずはご相談ください。

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